これまで歩んで来た道については大体わかりましたが、写真の腕前については、まったく未知数です。
自己紹介のプロフィールに「写真は趣味で撮っていた程度」と記されていましたが、アマチュアの中にもプロ顔負けの写真を撮る人もあり、できれば作品も数点見てみたいと思いました。
まあ写真のレベルは「普通」ということで話を進めていきますが、もし明日からでも仕事のできる玄人はだしの実力の持ち主だったらゴメンなさい。
これまで約10年間モデルとして活動されてきたとのことですから、今まで一緒に仕事をしてきた中に、おそらく気の合うカメラマンも1人や2人はいたと思います。
この際、その人に相談してみたらどうでしょうか(もちろん「信頼できる人」というのが前提条件です)。
きっと作品を見ながら、親身になって講評してくれることでしょう。
あなたは、いくらくらい貯金があるのか知りませんが、一度に機材一式を買い揃えるのは大変だと思います。
もしかしたら当分の間、そのカメラマンが所有している不要の機材を貸してくれたり、タダ同然で売ってくれるかもしれません。
あなたも将来、女性を撮るカメラマンになりたいということだとライバルとして敬遠されるかもしれませんが、ジャンルさえ違えば、まず大丈夫です。
カメラマンとモデルというのは(心理的に)特別に親しい関係にあり、あなたの美的一瞬をうまく切り撮ってくれたような相性の合う男性カメラマンだったら、シャッターを押す瞬間だけでも、あなたに恋していた可能性が高いと思います。
私の友人でも知り合いの美人モデルに頼まれると、つい「いいよ」とうなずいてしまう人が多いようです。
カメラマンという職業に限らず、幸運にも自分のことを大事にしてくれる異性に巡り会えたら、いい意味での甘え上手になることも必要ではないでしょうか。
でも、あなたが10代後半あるいは20代前半までの若さだったら、イヌやネコを専門に撮っているプロカメラマンのもとにアシスタントとして入り、地道にコツコツ修業するほうをオススメします。
なぜならば毎日、仕事に没頭しているだけで、確実に夢を叶えられるからです。
3年間も一生懸命やっていれば、いつしか一人前のプロとしての実力が身につくはずです。
今回は、たまたま人生の寄り道をしてしまった元モデルが、プロカメラマンに転身するための修業期間をショートカットする方法について真剣に考えてみました。
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